暑中見舞いはがきは郵便局で買える?普通はがきのマナー・切手代・送り方!

暑中見舞いの季節になると、「はがきはどこで買えるの?」「普通はがきで送ったら失礼かな?」「切手代はいくらだろう?」といった疑問が出てきます。

特にここ数年は、かもめーるの廃止や郵便料金の改定などもあり、従来の情報のままでは迷ってしまうこともありますよね。

この記事では、2025年最新の暑中見舞い事情をまとめ、郵便局での購入方法や普通はがきのマナー、切手代、そして送り方の基本までを整理しました。

さらに、ビジネスで使えるフォーマル文例から友人・家族向けのカジュアルな文例まで紹介するので、状況に合わせてすぐに活用できます。

この記事を読めば、迷わず準備ができて安心して暑中見舞いを届けられます

目次

暑中見舞いはがきとは?基本の意味と役割

まずは、そもそも暑中見舞いはがきとは何かを整理してみましょう。

夏の厳しい時期に、相手を思いやる気持ちを伝える日本独自の習慣で、古くから親しまれてきました。

年賀状と同じように、形式ばった挨拶状というよりは「季節の便り」に近いものです。

暑中見舞いと残暑見舞いの違い

「暑中」と「残暑」、どちらも似た言葉ですが送る時期によって使い分ける必要があります。

一般的に、暑中見舞いは小暑(7月上旬)から立秋の前日(8月6日頃)までに送ります。

一方、立秋を過ぎたら「残暑見舞い」と呼び方を変えるのがマナーです。

つまり、同じ夏の挨拶状でも、暦に合わせて表現を変える必要があるのです。

種類 送る時期 表現
暑中見舞い 小暑(7月上旬)〜立秋前日(8月6日頃) 暑中お見舞い申し上げます
残暑見舞い 立秋(8月7日頃)〜8月末頃 残暑お見舞い申し上げます

2025年に送るベストな時期はいつ?

2025年の暦に当てはめると、小暑は7月7日、立秋は8月7日となっています。

したがって、暑中見舞いを送るなら7月7日〜8月6日までが目安です。

タイミングを逃した場合でも、8月下旬までは残暑見舞いとして送ることができます。

ポイントは、相手にとって心地よく受け取れる時期に届くよう、少し余裕を持って投函することです。

暑中見舞いはがきは郵便局で買える?

「暑中見舞いはがきを買いたいけれど、どこで手に入るのだろう?」と気になる方は多いはずです。

郵便局は毎年夏に合わせて、季節限定のはがきを販売しており、確実に購入できる代表的な場所です。

ここでは、2025年の販売情報と、郵便局以外で買える選択肢について見ていきましょう。

2025年の販売期間・価格・デザイン

日本郵便では、2025年も「夏のおたより郵便はがき」が発売されます。

販売期間は6月初旬〜8月末で、窓口や一部の郵便局ネットショップで購入可能です。

価格は1枚あたり85円(切手代込み)で、追加の切手を貼る必要はありません。

デザインは風鈴や金魚、朝顔など夏を感じさせるものが多く、選ぶ楽しさもあります。

項目 内容(2025年版)
販売期間 6月初旬〜8月末
価格 1枚 85円(切手代込み)
デザイン例 風鈴、金魚、ひまわり、夏祭りなど

郵便局以外で買える場所(コンビニ・通販・文具店)

郵便局に行けない場合でも、暑中見舞いはがきは他の場所で入手できます。

例えば、コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)では、一部店舗で取り扱いがあります。

ただし、店舗ごとに在庫や取り扱い種類が異なるため、購入前に確認するのが安心です。

また、Amazonや楽天市場といったネット通販では、まとめ買いや印刷込みの注文ができるのも魅力です。

文具店や大型スーパーでも、涼しげなデザインの私製はがきが販売されていることがあります。

かもめーる廃止後の代替は?

以前は「かもめーる」が暑中見舞いの定番でしたが、2020年に廃止されました。

現在は、郵便局の絵入りはがきや普通はがき、さらには私製はがきを利用するのが一般的です。

つまり、専用はがきがなくても自由に選べる時代になったと言えます。

 

普通はがきで送るのは失礼?マナーを確認

「暑中見舞いは、専用のはがきじゃないと失礼かな?」と心配する方は少なくありません。

ですが、結論から言うと普通の官製はがきや私製はがきで送っても問題ありません

年賀状のような専用はがきは存在せず、昔から一般的なはがきを使って送るのが当たり前だからです。

官製はがき・私製はがきでも大丈夫な理由

暑中見舞いに決まった様式はありません。

官製はがき(郵便局が販売する通常のはがき)や、市販の私製はがきに切手を貼って送る形で十分に礼儀が通じます。

むしろ、相手を思って選んだデザインや一言添えた文章のほうが、印象に残りやすいのです。

種類 特徴 マナー面での評価
官製はがき 郵便局で販売、85円切手込み ◎ 問題なし
私製はがき 文具店・通販で購入、切手を貼る必要あり ◎ 問題なし
旧料金はがき 63円など古いもの、差額切手を追加 ◎ 問題なし(差額を忘れなければ)

ビジネス相手に送る場合の注意点

会社の取引先や上司など、ビジネスシーンで送る場合は少し工夫が必要です。

派手すぎるデザインではなく、落ち着いた色合いのものを選ぶと失礼がありません。

文章は「拝啓」から始めるなどフォーマルな表現を取り入れるのがおすすめです。

重要なのははがきの種類よりも文面の丁寧さだと覚えておきましょう。

文面に気持ちを込めるのが最重要

実際に「普通はがきだと手抜き?」と感じる人は少なく、多くの人が内容を重視しています。

例えば、「お変わりありませんか」「暑さが続きますがご自愛ください」など、相手を思う一言を添えるだけで印象は大きく変わります。

はがきの種類ではなく、伝わる気持ちこそが礼儀なのです。

暑中見舞いはがきの切手代と最新料金

暑中見舞いを送るときに必ず確認しておきたいのが切手代です。

郵便料金は時代とともに変わるため、最新の情報を把握しておくことが大切です。

ここでは2025年時点の料金と、旧はがきを使う場合のルールをまとめます。

2025年の基本料金は85円

2024年10月の郵便料金改定により、はがきの送料は1枚85円となりました。

そのため、郵便局で販売されている絵入り暑中見舞いはがきはすでに85円切手込みで販売されています。

購入後は追加の切手を貼る必要がなく、そのまま投函可能です。

旧料金はがきを使う場合の追加切手ルール

手元にある63円のはがきを利用する場合は、差額分の22円切手を追加して貼る必要があります。

不足すると相手に到着しない、または料金不足で迷惑をかける恐れがあるため、注意が必要です。

はがき種類 料金 必要な対応
新料金はがき 85円 そのまま投函可能
旧料金はがき(63円) 63円 22円切手を追加する
私製はがき 85円分の切手を貼る

夏にぴったりな季節限定切手の選び方

暑中見舞い専用の切手はありませんが、日本郵便では毎年「グリーティング切手」を販売しています。

海や花火、涼しげな水辺のモチーフなど、夏らしいデザインが揃っているのが特徴です。

季節感のある切手を選ぶことで、より印象的な便りになります

送り先に合わせて、華やかなものや落ち着いたものを選び分けるのもおすすめです。

暑中見舞いはがきの買い方・送り方

暑中見舞いはがきを準備する際は、購入場所と送り方のマナーを知っておくと安心です。

ここでは郵便局での購入方法から通販の活用、そして送り方の基本ルールまで整理します。

郵便局での購入・在庫確認のコツ

郵便局では夏用のはがきが毎年6月から販売されます。

人気のデザインは早めに売り切れることもあるため、6月〜7月前半に購入するのが安全です。

取り扱いのない小規模局もあるため、事前に問い合わせをするとスムーズです。

通販・印刷サービスを利用する方法

Amazonや楽天などの通販サイトでは、オリジナルデザインの私製はがきを注文できます。

宛名印刷や文面印刷を一緒に依頼できるサービスもあり、忙しい人には便利です。

発送までに数日かかる場合があるため、余裕を持って注文するのがポイントです。

購入方法 特徴 注意点
郵便局 公式の夏用はがき、85円切手込み 人気デザインは早めに売り切れる
通販 多彩なデザイン、印刷サービスあり 配送日数に注意
コンビニ・文具店 気軽に買える、デザインは限定的 店舗によって在庫差が大きい

宛名・差出人の書き方と送り方の基本マナー

宛名は縦書きで、住所・氏名を丁寧に書くのが基本です。

差出人の住所氏名も忘れずに記入し、ビジネスであれば会社名も加えましょう。

送る時期は7月上旬から立秋前日までが目安です。

大切なのは、相手にとって心地よい時期に届くよう、少し早めに投函することです。

暑中見舞いの文例集(そのまま使える例文付き)

いざ書こうと思っても「どんな文章にすればいいの?」と迷う方は多いですよね。

ここでは、ビジネスからプライベートまで、すぐに使える文例を紹介します。

シーンに合わせて文章をアレンジすれば、より気持ちのこもった暑中見舞いになります。

フォーマルなビジネス文例

取引先や上司などに送る場合は、礼儀正しさを意識した文面が安心です。

以下のような形式で書くと、失礼がなくきちんとした印象を与えられます。

要素 文例
冒頭 拝啓 盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
本文 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。暑さ厳しき折、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
結び 令和七年 盛夏

友人・家族向けのカジュアル文例

親しい人には堅苦しくならず、日常的な言葉を使うのがおすすめです。

絵文字やイラスト入りのはがきに合わせれば、より親しみやすさが伝わります。

要素 文例
冒頭 暑中お見舞い申し上げます。
本文 毎日とても暑いですね。お変わりなくお過ごしですか? 夏バテしないように気をつけてくださいね。
結び 令和七年 盛夏

喪中の方へ送る場合の配慮と文例

喪中の方にも暑中見舞いは送ることができますが、言葉選びには注意が必要です。

「お祝い」の要素を含む表現は避け、落ち着いた文面にするのが適切です。

要素 文例
冒頭 暑中お伺い申し上げます。
本文 暑さが続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。この時期を少しでも穏やかに過ごされますようお祈り申し上げます。
結び 令和七年 盛夏

文例はあくまで参考なので、相手に合わせて一言を加えると、さらに心が伝わります

まとめ|2025年の暑中見舞いをスマートに送るために

ここまで、暑中見舞いはがきの購入方法や料金、送り方のマナー、そして文例までを見てきました。

最後に、大切なポイントをおさらいしましょう。

郵便局と普通はがきの選び方まとめ

暑中見舞いはがきは郵便局で販売される絵入りタイプが代表的ですが、普通の官製はがきや私製はがきでも問題なく使えます。

特に形式よりも内容や気持ちが大切なので、手元のはがきを活用しても失礼にはなりません。

切手代・マナー・文例の要点を再確認

2025年現在、はがきの料金は85円です。

旧料金のはがきを使う場合は、差額の22円切手を忘れずに追加しましょう。

送る時期は7月7日〜8月6日が暑中見舞い、その後は残暑見舞いとして送るのが基本です。

ビジネスならフォーマルに、家族や友人にはカジュアルにと、相手に合わせた文例を使うことでより心が伝わります。

チェック項目 ポイント
購入場所 郵便局、通販、コンビニ、文具店など
はがきの種類 絵入り、官製、私製いずれもOK
切手代 2025年現在85円、旧料金は差額追加
送る時期 暑中見舞いは7月7日〜8月6日、以降は残暑見舞い
文例 ビジネス=フォーマル、友人家族=カジュアル

暑中見舞いはがきは、形よりも思いやりを届けることが一番の目的です。

郵便局や通販で手軽に用意できるので、ぜひ今年の夏ははがきでの挨拶を取り入れてみてください。

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